「釜石もち屋くどう」では、昔ながらの杵つき餅を今に伝えています。
私たちの想いを込めた伝統の味を是非お召し上がりください。
石臼と杵つきだからこそ出せる食感にこだわり、創業から受継がれた伝統技術で、作り続けています。
もち本来の美味しさをより多くの方に知っていただくことを願っています。
伝統文化
古くから祝いの席では餅、赤飯・おこわ、おはぎが振舞われてきました。昭和30年代頃まで農村では、正月だけでなく節分や節句、田植えや刈り入れ、お盆やお彼岸など何かにつけて餅をついていました。
結婚や出産、葬式など人生の節目には餅がつきものでした。いまや折々に餅をつく暮らしからはずいぶんと遠ざかってしまっています。
私たちは、このような日本の伝統文化を後世へと伝え残して行くことを使命として新商品の開発・製造販売に取り組んでいます。
冷凍商品開発
私たちは餅本来の美味しさを作り出すために保存料などに頼らず、自然のまま昔ながらの製法にこだわってまいりました。その為、当然のことながら餅はしだいに固くなり、カビが生え、数日で食べられなくなります。「なぜカビるのですか?」とのお客様の声に「余計なもの(保存料等)を入れていないからです。」と答えてきました。
住宅環境と保存状態が大きく変化する中、そんな現代においても本来の美味しいお餅を食べていただくためには、どうすべきかと試行錯誤してまいりました。その思いに正直に向き合いより良い商品づくりを実現するためハイブリッド急速冷凍(プロトン凍結)の技術を取り入れました。
自然解凍してもドリップがほとんどなく、商品の味や風味を損ないませんので、商品を新鮮な状態でお客様の元へお届けいたします。
材料のこだわり
もち米
もち米は国産もち米100%で季節と収穫に合わせ、岩手県産もち米を主な原料とした最適なブレンドもち米を使用しています。
また、弊社は、もち米の安全と品質管理を重視し、「精米HACCP(ハサップ)」認証を受けている米専門業者のもち米を使用しています。
これからも安全・衛生・フードディフェンスの取組みを継続し、お客様へ「安全で美味しい」岩手・釜石の杵つき餅をお届けして参ります。
水(手水)
もち搗きの際に使う手水は釜石の名水仙人秘水を使用しています。おいしい水は美しい自然が生み出します。
『仙人秘水』を育むのは手付かずの原生林が今も残っている、豊かな自然に恵まれた北上高地です。美しい自然環境はおいしい「杵つき餅」も生み出します。
大正金時豆(北海道産)
三陸海岸・釜石地方では、赤飯は甘く煮た金時豆が使われます。金時豆は粒の形が良く、食味も優れ、赤紫色が鮮やかであり、赤飯用に適しています。
餅を食べるそのひと時に思いを馳せると、お客様そして一緒に食べて頂ける全ての方の笑顔が浮かびます。
その笑顔の中心に愛があり、喜びがあり、幸せがあるように、私たちのつくる製品が、時をつなぎ、人をつなぎ得るものとなりますように